なかなか解消しない便秘に対してお薬を使ってみようと考えたとき、「天然由来だから安心」という理由で漢方薬を手に取る人は多いのではないでしょうか。
実際に便秘解消系の漢方薬は穏やかに作用するものが多く、自然な排便に近い便通効果を期待できます。
しかし、漢方薬に対して「天然成分で、効果が穏やかだから」という理由で「副作用の心配はない」と考えるのは少々危険です。
これは漢方薬に限ったことではなく、食べ物や化粧品にも言えることです。
そもそも、「副作用」とはなんでしょうか?
カンタンに言うと、「期待しない効果」ということになります。
何らかの不調で薬を使うとき、期待する効果があらわれることを「作用」というのに対し、期待しない効果・体にとって嬉しくない効果があらわれることを「副作用」だと思ってください。
漢方薬にも副作用があります
漢方薬は自然の生薬(植物・動物・鉱物など)が原料です。
この「天然由来」という点が、ほとんど化学物質で作られた西洋薬との大きな違いであり、西洋薬に比べて穏やかに作用する理由でもあります。
しかし、漢方薬にも副作用はあります。
天然のものであっても、それが「体にとって本来必要のないもの」である以上、なにかしらの副作用はあると考えてください。
大黄の副作用 タケダ漢方便秘薬
出典:http://for-guests.com/daiokanzoto/
タケダ漢方便秘薬に用いられている大黄(だいおう)には「センノシド」という成分が含まれており、このセンノシドが腸の動きを促進し便通効果を発揮します。
センノシドは腸に穏やかに作用するため自然な排便に近い効果があり、副作用も少ないので幅広い年齢層に使用することができます。
しかし一方で、腹痛・吐き気・嘔吐などの副作用があることも知られており、これらの症状が出た際は服用を中止し、医師の診察を受けるようにしましょう。
妊婦や子供への影響は?
出典:http://toshimori.jp/kodakara_column/kannpou-column/ninnpu_kannpou/
妊娠中
大黄には子宮筋収縮作用があり、早産・流産の危険性があるため妊娠中の使用は避けましょう。
授乳中
授乳中の場合は、母乳を通して大黄の成分が移行し、赤ちゃんが下痢をする可能性があります。
つらい便秘で薬を使用せざるを得ない場合、母乳ではなくミルクに変更するという方法もありますが、使用前にまずは医師や薬剤師に相談することをおすすめします。
子供
「タケダ漢方便秘薬」の添付文書によると、5歳以上から服用可能となっています。
しかし、大人にくらべて体力や腸が未熟である子供は生薬の効果が強くあらわれて腹痛や下痢を起こす可能性もありますので、慎重に使用すべきです。
まとめ
天然の生薬が配合されている漢方薬ですが、体の中に本来必要のない「薬」として取り入れる以上、万が一の「副作用」の可能性を考えて使用してほしいと思います。
そして、便秘を解消するためにはやはり生活習慣・食生活の見直し、腸内環境を正常に保つことが必要不可欠です。
これらの対策を行っても便秘が解消しない場合のお助けアイテムとして、「漢方薬」の力を借りてみてはいかがでしょうか。
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